
▼輸出市場が膨らんだことで、これからの国内相場は建値が壊れ(建値が指標にならない)、製紙と問屋の個別交渉による取引価格が主流になるのでないかと前号で指摘したが、では国内相場にとってなにが指標になるのかといえば、輸出価格以外にはないだろう。
▼輸出価格といってもドルベースのCIF価格ではなく、輸出経費を差し引いた問屋手取り価格が指標となろう。輸出経費は沿岸部か内陸部か、主要港に近いかそうでないか、自らコンテナ積みできるかどうかなどの条件によって大幅に違ってくる。製紙は問屋側のこうした事情を勘案しながら、きめ細かい価格を提示することになる。
▼となると将来、建値というのは下限価格になり、一方、上限価格は輸出手取りとなろう。もっとも上限価格は輸出手取りだけでなく国内他社の提示価格であったりもする。例えば輸出手取りが20円であっても、国内他社が21円を出せばそれに対抗して高い価格を提示するケースもあるからだ。ともあれ、製紙が問屋に提示する価格は千差万別になり、建値は下限価格との認識が拡がるだろう。建値が国内相場の指標となった横並びの平和な?時代が終わり、これからは建値が下限価格となる個別交渉の時代に突入した!
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年04月20日古紙問屋大手3社(大本紙料、宮崎、北海紙管)が業務提携を結ぶ
狙いは経営基盤の強化ときめ細かいサービス
回収エリアは北海道から九州まで網羅
2006年09月18日【SCAパッケージング】
外装ライナーの坪量(1㎡当たりの重量)は105~180グラム
日本に比べて欧州での薄物化、急速に普及へ
2016年09月05日【月別の需給ギャップ】
回収は四月、消費は十月がピーク
需給が緩む上半期は輸出量が増加
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]