
▼10年遅れて古紙は鉄スクラップの後追いをしているということをある商社の関係者から聞いたのは確か1990年代の後半のことだった。鉄スクラップを輸出し始めた頃は国内の電炉メーカーから国賊扱いにされたとも。畑違いの話が面白く新鮮な響きで耳に入ってきたが、あれから10年近い歳月が経過した。昨年の市中スクラップの回収量は3,500万トン、輸出が766万トンで輸出比率は22%にも達している。
▼鉄スクラップの輸出が輸入を上回るようになったのは1990年代初め(92年)。古紙は98年に逆転するが、輸出が輸入を大きく上回るのは01年から。10年足らず遅れたことになる。鉄スクラップの輸出先は韓国、台湾、中国で三分しているが(古紙は中国に大きく偏る)、最近の鉄鋼業界の専門紙を見ると「変貌する鉄スクラップ市場、価格決定権は海外に」などという見出しが踊っている。
▼90年代までは鉄スクラップと段ボール古紙の国内価格は似たような動きをしていたが、03年頃から大きく乖離する。鉄が回復軌道に乗り、段ボールが取り残されたからである。鉄は現在、トン3万円台後半で推移しているのに対し段ボールの建値はいまだ1万円台。輸出手取りが2万円台に乗せてきたが…。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2010年03月15日【2015年中国予測】生産量は1億4,000万トン、古紙消費量は1億トン
国内回収が7割に増加、輸入は頭打ち傾向
2016年08月29日【王子エコマテリアル㈱ 田口満社長インタビュー】
問屋など約400社から古紙調達
米国や大阪等に駐在し、現場主義培う
2018年05月14日【永野商店】
今年3月に北部工業団地事業所を開設
非鉄事業を開始、総合リサイクル企業へ
2009年11月16日【はまだ】阪南リサイクルセンター(尾崎製紙の構内)がオープンへ
機密書類をローコスト回収、パルパーで溶解
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]