
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その理由は、先行きを懸念したものだろう。中国の2020年問題によって古紙輸出が滞り、余剰問題に発展することや、東京五輪後の経済の減速、紙離れによる洋紙の生産量の減少も見逃せない。
▼新設ヤード数が減少した他の理由としては、排出元のミニヤード化も挙げられる。月間数100トンほどの古紙が排出される工場や物流センターに、古紙問屋が大型ベーラーを設置するケースが増えている。物流センターの大型化、効率化が進むに連れて、この傾向は強くなっている。古紙問屋としては、3000万~4000万円の設備を導入してでも、月間300トンの古紙が継続的に出れば、囲い込みをした方が得策である。
▼各問屋は2020年問題を見据えて、古紙再生パルプを生産する事業や、欧米の古紙を輸入して分別する事業を模索する。人件費が安い東南アジアで事業展開をする方がコスト的にメリットがあるが、中国と同様、今後はライセンス制などの規制を課す動きがある。廃プラのペレット工場が結局は排出元に近い日本国内に立地するケースが増えたように、古紙も国内で再生パルプ工場が増えるか。
2013年01月07日【中国の家庭紙】金紅叶紙業(APPグループ)、首位を狙う
2007年09月17日【主要6港の古紙輸出】
過去6年間の伸び率トップは大阪港
シェアは東京港、12.4%増の45.2%に
新聞輸出の関東シェアは73%に
2015年08月10日【古紙問屋の後継者問題】
社長平均五十六歳、世代交代順調に
第三世代が問屋の企業的経営を模索
2017年01月09日【㈱九十九紙源センター 椋野顯成 取締役会長インタビュー】
波瀾万丈の幼少期、48歳で古紙回収業に
二度の鬱病を乗り越え、社業の発展に尽くす
2017年11月13日【中国の 古紙輸入】
来年の輸入ライセンス枠、約4割減か
年産30万㌧以下のメーカーは取得不可に
2018年12月10日
コラム「虎視」
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2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]