
▼2000年代に入り、中国の古紙輸入は驚異的な勢いで伸びてきたが、昨年は初めてマイナス成長(11.5%減の2,435万トン)に陥る。しかし、今年1-10月は10%増なので、年間では2,680万トン前後になろう。ちなみに過去最高だった09年の輸入は2,750万トン。右肩上がりで増大してきた中国の古紙輸入だったが、昨年を境に増減を繰り返すのでないか。
▼近年の日本の古紙消費量は1,700万トン前後。これより1,000万トンも多い巨大な輸入市場がアジアに控えるということは日本の古紙回収業にとって大変に心強い。集めた古紙の売り先を心配することがなくなったからだ。反面、輸出価格に一喜一憂する時代がやってきた。その輸出価格も円高の進行で、物差しが円価(問屋手取り)からドル価(CIF価格)に移行したのが今年の特徴だった。
▼国慶節後の急落があったものの、主要三品の200ドル台の輸出価格が2年続いている。08年秋のリーマンショックによる暴落で前回の200ドル台は一年で終止符を打ったが、今回は息が長い。100ドル台の輸出価格は02年秋から07年秋までおよそ5年間続いた。100ドル台が五年も続いたことを考えると、200ドル台は合計で3年。あと2年くらい続くのでないか。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年06月08日【4月の古紙輸出】
全品種で記録更新し、過去最高の56万トン
累計でも前年比5割増の180万トンに達する
5月は余剰玉の減少から40~45万トンか
2006年10月16日【今年の新設ヤード】
関東が最多の7ヵ所(うち横浜が2ヵ所)
中部、近畿、九州で各4ヵ所
7年連続のヤード開設ラッシュ
2016年06月27日【スウェーデン ごみ事情】
廃棄物発生量はEUで八位、家庭系は十二位
生ごみリサイクルが進むが古紙回収は進まず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]