
▼昨年の古紙回収量は1-10月で1,790万トン。年間推計では2,153万トンと、前年比でマイナス18万トンのほぼ横ばいとなりそうだ。震災等が影響し、2,000万トン近くまで激減するかと思われたが、回収量は底堅く推移している。古紙ヤードの飽和状態から仕入れ競争が激化していることに加え、雑がみや機密古紙の掘り起こしも数量維持に繋がっているようだ。
▼とはいえピークの2007年に比べると約180万トン減で、この大半が新聞と雑誌である。デジタル化という構造的な要因の落ち込みなので、今後の盛り返しは期待しにくい。新聞や雑誌の生産が減っていけば、追いかけで発生する古紙は、国内の洋紙向けとして消費拡大が望めず、余ってくることになる。今後はこうした洋紙向け古紙の輸出動向が注目されるだろう。
▼昨年の雑誌と上物の輸出量は過去最多の水準となっている。ナインドラゴンは計年産45万トンの設備で再生紙分野に先鞭を付け、日本からの原料調達も始まった。だが、中国での再生紙の市場はまだ未成熟。再生紙の生産は、①DIPや排水処理など技術・設備の普及、②古紙を原料にしたときの価格競争力、③環境意識の高まりといった条件が揃うことで、需要はさらに伸びてくるだろう。
2010年05月24日【山口資源】この4年で5ヵ所のヤードをオープン
全量持ち込みで低コストの回収を実現
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2005年08月08日【和歌山県】
2,000坪を超えるヤードが2ヵ所(はまだ、太陽産商)誕生
ヤード密度(6万3千人に1ヵ所)が高い和歌山県下で
はまだ、ベーラーを2台保有
2017年02月13日【古紙業界におけるM&A】
今後、生き残りかけた再編・集約が加速か!?
JPによる福田三商の子会社化で
2013年01月07日【中国の家庭紙】金紅叶紙業(APPグループ)、首位を狙う
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]