
▼IoT(モノのインターネット)が注目されている。無線LANなどの通信環境が整い、低コストの通信センサーが普及したことで、様々なモノがインターネットに相互接続できるようになった。これまで可視化されていなかった情報を集められるようになり、古紙や廃棄物の収集の場面でも活用が期待される。
▼例えば、資源の回収BOXにセンサーを付けて、一杯になったものから収集に回るという効率的な回収方式が考えられる。実際にスペインの自治体などで導入事例がある。また欧州の古紙問屋は、スーパーなどのバックヤードに固定式のコンテナを設置して、段ボールを回収。このコンテナの充填率が七五%を超えると、ドライバーの携帯端末にメッセージが届く。
▼欧州の古紙回収は既に合理化が徹底されてきた。製紙メーカーが発生元企業と直接契約し、この固定式のコンテナを設置する。電動モーターがプレス板を押して、古紙を圧縮する仕組みで、三〇立米に七~八トンを収容。一ヤードで二百台超を保有し、アームロールに似た車両で入れ替える。値段は一台あたり一万二千ユーロ(=約百六十万円)。欧州にこの種のコンテナ製造メーカーが十社以上あり、古紙の効率回収に欠かせない設備となっている。
まだデータがありません。
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]