
▼再生資源全般の価格が下落している中、古紙だけが蚊帳の外である。鉄スクラップや廃プラは昨年に比べて半値、古布に至っては三分の一~四分の一まで下落し、未だに底が見えない。
▼四面に詳細を記載しているが、相模原市の今年度下半期の古布落札価格は、キロ単価十円となった。昨年の上半期がキロ五十五円、上半期が五十円という「狂った相場(関東の古布業者)」だったことをみると、わずか一年で栄枯盛衰というか、相場物の怖さを感じる。今春から東南アジアの古布需要が減少し、今年の上半期の落札価格はまだキロ三十六円だったが、下半期は十円まで下落した。
▼古布価格の暴落に対して、日本の古布業者は歓迎する。大手古布業者は「これまでの価格が異常であり、やっと適正価格に戻ってきた」と話す。ただ、現在は諸手を挙げて古布価格の暴落を歓迎しているものの、今後は需要減少の影響に直面していくだろう。日本で回収される古布のうち七割は古着用途であり、そのうち八割以上は輸出向けである。古紙に比べて海外市場の動向に大きく左右されるのは、言うまでもない。ちなみに古紙で同様だが、販売価格がキロ七円を割ってくると、ゴミ化する懸念が出てくる。そろそろ底値となるか。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]