
▼欧州の取材時、対応した製紙メーカーの担当者が強い関心を示したのが、本紙のプライス・インデックス。つまり四面に載せている古紙市況欄だ。次に会う別の担当者に「日本の価格指標を作っている人」と紹介される始末だった。相場を形成する市況欄がいかに重要か、また業界紙の生命線はこの価格指標に尽きるのでは、と感じる出来事だった。
▼本紙の創刊当時、この市況欄はなかった。数年後から不定期に掲載していたが、自治体から古紙売却時の指標にしたいとの問合せもあって、毎週掲載になった。国際市況は、製紙関連の情報プロバイダーであるRISIが牛耳っている。ただ、米国発の古紙市況はOBM(オフィシャル・ボード・マーケット)誌の影響力が絶大で、二〇一二年にRISI傘下になったものの、市況欄だけは独自の毎月発表の形を残している。
▼日本ではここ数年、取引慣行の特殊性が強まり、表向きの市況変動は有名無実化しつつある。国内価格は、プレミアム(上乗せ)価格が定着し、潜った実勢価格と建値は乖離。また輸出価格のドル価は為替の変動が取引価格を左右するため、円価で示さないと価格の推移を見失う。混迷の中、変化の徴候を掴み、市況の実態を的確に伝える役割がますます重要になっている。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]