
▼過日、NHKから電話あり。「中国向けに古紙の輸出が増えために、国内が不足して値段が上がっていると聞く。ついてはこのテーマで古紙を取り上げたいのだが」と。そこで「昨年、新聞古紙は下がったし、家庭紙向けの古紙も今年に入り値下がりしている。一昨年、輸出が増え、価格が上がったのは確かだが、昨年夏場から逆の現象が出てきている。輸出が増えたから古紙が値上がりしたというのはいまは当たらない」と。
▼新聞古紙にしても家庭紙向け古紙にしても国内需給が緩んだから下がったわけだが、輸出が増えているのになぜ需給が緩むのか理解しにくいようだった。昨年、中国は938万トンもの古紙を輸入した。前年比251万トン増の驚異的な伸びである。これだけ増えれば価格は高騰すると思いこむ。しかし、輸出相場は一本調子では上がらないし、輸出国は日本だけでもない。輸出相場のプライスリーダーは米国だ。
▼中国が日本から本格的に古紙を買うようになったのは2001年から。今年でまだ4年目だ。中国の台頭で古紙の貿易量が増大したといっても、輸出相場は思惑で動くころもある。かっての日本はこの輸出相場の蚊帳の外にあり、高騰しても輸出がほとんど増えない時代があったのだから。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]