
▼過日、NHKから電話あり。「中国向けに古紙の輸出が増えために、国内が不足して値段が上がっていると聞く。ついてはこのテーマで古紙を取り上げたいのだが」と。そこで「昨年、新聞古紙は下がったし、家庭紙向けの古紙も今年に入り値下がりしている。一昨年、輸出が増え、価格が上がったのは確かだが、昨年夏場から逆の現象が出てきている。輸出が増えたから古紙が値上がりしたというのはいまは当たらない」と。
▼新聞古紙にしても家庭紙向け古紙にしても国内需給が緩んだから下がったわけだが、輸出が増えているのになぜ需給が緩むのか理解しにくいようだった。昨年、中国は938万トンもの古紙を輸入した。前年比251万トン増の驚異的な伸びである。これだけ増えれば価格は高騰すると思いこむ。しかし、輸出相場は一本調子では上がらないし、輸出国は日本だけでもない。輸出相場のプライスリーダーは米国だ。
▼中国が日本から本格的に古紙を買うようになったのは2001年から。今年でまだ4年目だ。中国の台頭で古紙の貿易量が増大したといっても、輸出相場は思惑で動くころもある。かっての日本はこの輸出相場の蚊帳の外にあり、高騰しても輸出がほとんど増えない時代があったのだから。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年04月20日古紙問屋大手3社(大本紙料、宮崎、北海紙管)が業務提携を結ぶ
狙いは経営基盤の強化ときめ細かいサービス
回収エリアは北海道から九州まで網羅
2006年09月18日【SCAパッケージング】
外装ライナーの坪量(1㎡当たりの重量)は105~180グラム
日本に比べて欧州での薄物化、急速に普及へ
2016年09月05日【月別の需給ギャップ】
回収は四月、消費は十月がピーク
需給が緩む上半期は輸出量が増加
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]