
▼去る13日、中部商組の新春講演会が開催された。東京大学大学院教授で、テレビ等で活躍する政治学者の姜尚中(カンサンジュン)氏を講師として招聘。姜氏の実家は熊本市の古紙問屋である永野商店。著書の「母ーオモニー」の中でも幼少期の思い出として、両親が古紙やビン等の廃品回収に明け暮れ、一家の生活を支えていた様子を詳細に描いている。本紙では昨年の正月特別号で姜氏のインタビューを掲載し、大きな反響を呼んだ。今回の講演も興味深い内容だったので、次号で紹介したい。
▼今年は国際政治において非常に重要な年。米国、ロシア、フランス、韓国で大統領選挙、台湾で総統選挙が行われ、中国でも国家主席が交代する。既に14日に行われた台湾の総統選挙では、現職の馬英九総統(国民党)が再選を果たした。中国との緊密化政策を進める馬総統が再選したことで、ほっと胸をなでおろしている台湾企業も多いという。それもそのはず。多少減速感が出てきたとはいえ、中国が世界経済の牽引役であることに疑いの余地はない。2020年には中国は日本の2倍のGDPになり、2025年には米国を抜いて世界第1位のGDPになると言われている。製紙・古紙業界においても中国の存在感は増す一方である。
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