
▼以前の日本では、古紙価格は国内需給によって決まっていたので、常に張り詰めた緊張感があった。しかし現在は、国際価格の価格決定要因が多く、国内価格もそれに影響を受けることが多い。また以前は供給過剰になると、回収業者が離散したりゴミ化するなどして需給バランスが取れていたが、現在では余ったから燃やせば良いという訳にはいかない。
▼古紙の需給ギャップや余剰問題は、業界として永遠のテーマ。ずっとストックできる鉄やプラと違い、紙は腐ってしまう。九〇年代に古紙余剰問題が深刻化した時には、古紙パルプ設備を全国に設置してパルプ化して保存するという話や、冷凍保存ができないかといった話も語られたという。
▼結局は赤字輸出や焼却という形で需給バランスが取られた。どんな商品でも需給によって価格が決まるが、古紙に関しては近年集めれば売れる状況が続いており、古紙問屋の関心事は、販売や需給ではなく、もっぱら集荷の方である。
▼今回の月別の古紙需給調査では、問屋が売りたい時期とメーカーが欲しい時期の需給ギャップが生じていることが、データ上でも明らかになった。近年、問屋やメーカーが在庫量を増やす動きは、この時期的な需給ギャップを埋めることも狙いの一つとなっている。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年04月20日古紙問屋大手3社(大本紙料、宮崎、北海紙管)が業務提携を結ぶ
狙いは経営基盤の強化ときめ細かいサービス
回収エリアは北海道から九州まで網羅
2006年09月18日【SCAパッケージング】
外装ライナーの坪量(1㎡当たりの重量)は105~180グラム
日本に比べて欧州での薄物化、急速に普及へ
2016年09月05日【月別の需給ギャップ】
回収は四月、消費は十月がピーク
需給が緩む上半期は輸出量が増加
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]