
▼二面以降に掲載の王子エコマテリアルの田口社長のインタビューで、古紙の実勢価格についてあれこれ聞いた。ここ数年、建値は横ばいで、プレミアム(上乗せ)価格を上下させる購入方式が定着。だが実勢価格は不透明で、どのような指標をもって価格を決めているのか疑問だったからだ。「建値を動かすことはリスクが大きすぎる」というのが返ってきた見解だ。
▼その時々の情勢に応じて、実勢価格は変動するわけだが、購入価格の決め手となるのは、「王子に対する貢献度」ともいう。深淵な言い回しだが、具体的には「数量面、単価面、困ったとき、会社の体制、質、経営者の姿勢、品質」などを加味するという。現行の古紙価格を左右するのは、製品市況との兼ね合いがもっとも強いようだが、興味深いのは、「会社の体制、質や経営者の姿勢」のような客観視しづらい点も挙げていることだ。
▼確かに古紙の商売は理屈や合理性だけで割り切れないファジー(あいまい)なところがある。田口氏の話は、サラリーマン人生に付きものの辞令の嵐に直面してきた経歴が印象に残る。貢献度の重さというものを痛感しつつ、問屋との胸突き八丁の交渉から、人間くさい商売を体得してきた自負があるのではないか。
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]