
▼自治体における古紙の分別収集(行政回収)の普及は①抜き取り行為②入札制による高値入札-問題をクローズアップさせるようになった。分別収集を実施している自治体は、集団回収にも助成しているケースが多い。助成は支出だが、入札による売却は収入。この影響を考えてみたい。
▼ところで国内価格を振り返ると、雑誌や段ボール価格はいまだ一桁価格だし、新聞は辛うじて10円、いずれも店頭価格。一方、問屋の仕入れ価格(持ち込み)は雑誌で2~3円、段ボールで4円~5円。新聞で5円前後。集団回収の場合、業者はステーションに出されたものを引き取らなければならないから仕切り価格はこれより安い。つまり雑誌はゼロに近いし、新聞、段ボールも数円の有価。こうした低価格水準にあるので、全国の自治体は集団回収システムを維持するために助成してきた。
▼ところが分別収集をてがけ、入札制にすると国内価格と同じレベルで売れるケースが出てきた。①輸出価格の上昇②古紙問屋同士の過当競争-が背景にあるとはいえ、驚いたのは自治体だろう。予想もしなかった売却代金が入ってくれば、集団回収への助成を止め、分別収集を充実し(回数を増やす)集約したいと考える自治体が出てくるかも。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年04月20日古紙問屋大手3社(大本紙料、宮崎、北海紙管)が業務提携を結ぶ
狙いは経営基盤の強化ときめ細かいサービス
回収エリアは北海道から九州まで網羅
2006年09月18日【SCAパッケージング】
外装ライナーの坪量(1㎡当たりの重量)は105~180グラム
日本に比べて欧州での薄物化、急速に普及へ
2016年09月05日【月別の需給ギャップ】
回収は四月、消費は十月がピーク
需給が緩む上半期は輸出量が増加
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]