
▼「古紙が余るということは夢にも思ったことがない。」これはある自治体の古紙に携わる担当者が言ったセリフだそうだ。確かに現在の中国は国内回収が伸びているとはいえ半分以上を輸入に頼っている状況なので、古紙が余るということは夢にも思わないだろう。しかし現在の日本は供給過剰で、毎年500万トンの古紙が余剰するが、これを中国をはじめとするアジア諸国に輸出することで、需給バランスを保っている。
▼昔の日本は古紙が余剰気味になると価格が下がり、チリ紙交換が離散して回収量が減ることで需給のバランスが取れていた。ところが集団回収や行政回収が拡がり、ごみ減量と古紙回収量の増加を優先したことで需給バランスは崩れた。
▼結果的には2000年代から中国の製紙産業が急速に発展したことにより、米国に次ぐ古紙供給国としての役割が大きくなる。中国製紙産業の発展があと5年遅かったら、日本の古紙業者は耐えられたかどうか。現在の全国の製紙メーカーの通常在庫は70万トンで上限は100万トン、古紙問屋の通常在庫は30万トンで上限は60万トン。備蓄能力はメーカーと問屋を合わせて60万トン。リーマンショック後はメーカー・問屋共に上限の在庫量に達した。歴史は繰り返すのか。
2010年05月24日【山口資源】この4年で5ヵ所のヤードをオープン
全量持ち込みで低コストの回収を実現
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2005年08月08日【和歌山県】
2,000坪を超えるヤードが2ヵ所(はまだ、太陽産商)誕生
ヤード密度(6万3千人に1ヵ所)が高い和歌山県下で
はまだ、ベーラーを2台保有
2017年02月13日【古紙業界におけるM&A】
今後、生き残りかけた再編・集約が加速か!?
JPによる福田三商の子会社化で
2013年01月07日【中国の家庭紙】金紅叶紙業(APPグループ)、首位を狙う
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]