
▼「古紙が余るということは夢にも思ったことがない。」これはある自治体の古紙に携わる担当者が言ったセリフだそうだ。確かに現在の中国は国内回収が伸びているとはいえ半分以上を輸入に頼っている状況なので、古紙が余るということは夢にも思わないだろう。しかし現在の日本は供給過剰で、毎年500万トンの古紙が余剰するが、これを中国をはじめとするアジア諸国に輸出することで、需給バランスを保っている。
▼昔の日本は古紙が余剰気味になると価格が下がり、チリ紙交換が離散して回収量が減ることで需給のバランスが取れていた。ところが集団回収や行政回収が拡がり、ごみ減量と古紙回収量の増加を優先したことで需給バランスは崩れた。
▼結果的には2000年代から中国の製紙産業が急速に発展したことにより、米国に次ぐ古紙供給国としての役割が大きくなる。中国製紙産業の発展があと5年遅かったら、日本の古紙業者は耐えられたかどうか。現在の全国の製紙メーカーの通常在庫は70万トンで上限は100万トン、古紙問屋の通常在庫は30万トンで上限は60万トン。備蓄能力はメーカーと問屋を合わせて60万トン。リーマンショック後はメーカー・問屋共に上限の在庫量に達した。歴史は繰り返すのか。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2010年03月15日【2015年中国予測】生産量は1億4,000万トン、古紙消費量は1億トン
国内回収が7割に増加、輸入は頭打ち傾向
2016年08月29日【王子エコマテリアル㈱ 田口満社長インタビュー】
問屋など約400社から古紙調達
米国や大阪等に駐在し、現場主義培う
2018年05月14日【永野商店】
今年3月に北部工業団地事業所を開設
非鉄事業を開始、総合リサイクル企業へ
2009年11月16日【はまだ】阪南リサイクルセンター(尾崎製紙の構内)がオープンへ
機密書類をローコスト回収、パルパーで溶解
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]