
▼猪瀬直樹は著作「道路の権力」で道路公団民営化に挑む戦いを記録し、政策決定の歪んだプロセスを焙り出した。政府の諮問機関について次のように指摘する。「各界の意見を反映する、とはタテマエで、結局、族議員ならぬ族委員も混じっているし、そうなると発言時間を制約されて言い放しで終わってしまう。こうして多くの審議会は官僚組織のお飾りになりやすい」。
▼容リ法の見直しを進める会合は、産業構造審議会の下部機関で26名の委員と座長で構成されている。容器包装にあたる八品目の素材は、それぞれ着眼点が異なり、関連する事業主体も幅広い。それを同時並行的に検証し、実りある結論を導くのは無理があろう。問題点をうやむやにして改正に至った前回のように、今回も尻すぼみの議論に終始することが危惧される。
▼容リ法の制定から20年近くを経て、容器包装を取り巻く社会情勢は大きく変化した。中国市場の台頭により再生資源の輸出ルートが拓け、価格は軒並み高騰。紙製容器に替わって雑がみ回収が浸透し、PETボトルは有償取引が定着した。輸出市場を冷静に分析した上で、有価で回る素材は可能な限り市場原理に委ねるべきだ。廃棄物行政は本来の市町村責任に立ち返ることが求められている。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月31日【大阪市】初の全域入札を実施、平均単価13円モデル収集は予定量の4分の1と低調
2010年03月01日【19大都市の古紙回収】集団回収が73%を占め、分別収集はわずか27%
堺市が最も多く、集団回収だけで67キロ(1人あたり年間回収量)
2008年03月24日【サイダーン】
機密書類の出張細断車をKYB(油圧機器メーカー)が開発
内蔵ドラムと開閉式テールゲートで自働排出
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]