▼人口140万都市の福岡市には17ヵ所の古紙ヤード(回収基地)があった(592号に古紙ヤードマップを掲載)。8万人に1ヵ所、古紙ヤードがある計算になる。今回、2ヵ所の古紙ヤードが開設した横浜市の古紙ヤードマップを作成したみた。横浜市の人口は350万人、古紙ヤード数は24ヵ所だから、約15万人に1ヵ所、古紙ヤードがある。従って福岡市の方が過密といえよう。
▼この古紙ヤードマップを東京23区を含めた14大都市でまず作成し、都道府県に拡げていきたいと考えている。新ヤードが続々と建設されているので、最新版のマップを作るのが狙いだ。もっとも廃棄物業者のヤードも増えているので、これらも網羅したい。
▼古紙ヤードといえば、かっては選別・プレスの作業場だけが工場となったオープンなタイプがほとんど。しかし、機密文書を取り扱うためクローズ型の工場を併設したヤードも増えてきた。また、古紙以外の各種の再生資源を扱う総合リサイクルセンターも各地に登場している。行政が分別収集に乗り出し、その受け皿としての機能を果たすことが不可欠になってきたからだ。また輸出が著しく増え、輸出基地としての機能を備えた港湾ヤードも珍しくなくなりつつある。
まだデータがありません。
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]