
▼日本では段ボール原紙メーカーが雑誌をアンコとして使用している。アンコとは四層や五層抄きの中間層のこと。多層抄きの外装ライナーには利用されるが、一層抄きの中芯原紙には余り利用されない。別項のように外装ライナー専抄の大津板紙は、使用古紙の主体は当然、段ボールだが、雑誌を巧く利用しており、全体のおよそ三割が雑誌。海外の段ボール原紙メーカーで、雑誌を有効利用しているケースは少なく、日本企業特有の使用例といえよう。
▼大津板紙の場合、都会地工場という立地を活かしてその雑誌の代替に機密書類を月千トン足らず使用している。北海道や四国などの地方工場になると①機密書類の発生が少ない②遠距離輸送だと事業者側の立ち会いが困難ーなどから、機密書類を本格的に利用しにくいという欠点がある。ただシュレッダーされた古紙は輸出もされているように、シュレッダー古紙の発生・回収がもっと増えると、地方工場でも機密書類を本格的に利用できるだろう
▼昨年から今年にかけて機密書類を使用する王子製紙・江戸川工場、西日本衛材、鶴見製紙、大津板紙などを見学する機会があり、これらの工場を紹介してきた。原料としての機密書類は家庭紙は主食、板紙は副食という関係にあるが…。
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]