
▼昨秋来、輸出価格の急騰もあって国内建値との乖離が大きくなっている。これを埋めるために新聞は建値を2円アップしたが、輸出価格がさらに上昇を続けているので溝が埋まらない。雑誌に至っては九州の雑誌の建値が七円(問屋店頭)。輸出価格の問屋手取りが現在、15円台(主要港に近い古紙ヤード)。建値の2倍にもなってしまった。
▼鉄スクラップだとこれだけ乖離するとメーカーに原料が入らず、国内の電炉設備がストップするだろう。ところが古紙は製紙工場の抄紙機が止まらずに動いている。古紙の輸出も驚くほどに増えていない。ということは、メーカーが建値でなくプレミアム(割り増し)価格を出して購入しているからといえよう。
▼問屋側にも建値アップを歓迎しない雰囲気がある。いたずらに仕入れ競争を煽るからというのが最大の理由だ。価格の対応が遅い国内商売に比べて輸出は上がるか下がるか横ばいかが、はっきりしている。輸出指向を鮮明に打ち出す問屋がある一方で、きちんと価格で応えてくれる(プレミアムが出ている)国内メーカーには供給責任を果たすという問屋もあり、問屋の姿勢も千差万別。輸出が本格化して今年で6年目だが、初めて経験する乖離の大きさに両者が戸惑っている?
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]