
▼昨秋来、輸出価格の急騰もあって国内建値との乖離が大きくなっている。これを埋めるために新聞は建値を2円アップしたが、輸出価格がさらに上昇を続けているので溝が埋まらない。雑誌に至っては九州の雑誌の建値が七円(問屋店頭)。輸出価格の問屋手取りが現在、15円台(主要港に近い古紙ヤード)。建値の2倍にもなってしまった。
▼鉄スクラップだとこれだけ乖離するとメーカーに原料が入らず、国内の電炉設備がストップするだろう。ところが古紙は製紙工場の抄紙機が止まらずに動いている。古紙の輸出も驚くほどに増えていない。ということは、メーカーが建値でなくプレミアム(割り増し)価格を出して購入しているからといえよう。
▼問屋側にも建値アップを歓迎しない雰囲気がある。いたずらに仕入れ競争を煽るからというのが最大の理由だ。価格の対応が遅い国内商売に比べて輸出は上がるか下がるか横ばいかが、はっきりしている。輸出指向を鮮明に打ち出す問屋がある一方で、きちんと価格で応えてくれる(プレミアムが出ている)国内メーカーには供給責任を果たすという問屋もあり、問屋の姿勢も千差万別。輸出が本格化して今年で6年目だが、初めて経験する乖離の大きさに両者が戸惑っている?
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]