
▼昨年の地域別の古紙輸出量をみると、関東18万トン、近畿5万トン、中部と九州が4万トンづつという構成である。いずれも月間の輸出量だ。北海道・東北と中・四国は月にして6,000~7,000トンと、まだ低水準にとどまる。ちなみにここでの中部とは静岡、愛知、岐阜、三重の4県に新潟、長野、山梨の甲信越3県と富山、石川、福井の北陸3県を含む。
▼人口構成比でみると、近畿2,090万人に対し関東は4,149万人で、近畿は関東のちょうど半分。しかし、近畿の古紙輸出は関東の3分の1以下。古紙は人口に比例してほぼ発生するのに、近畿の古紙輸出が少ないのはなぜか。これは近畿の問屋が国内を優先して輸出を抑えているからでなく、需給ギャップが小さい、つまり回収が伸び悩んでいるためである。
▼日本の輸出動向は価格よりも需給ギャップに大きく左右される。近畿においてもしかり。仮に近畿の回収が活発で、需給ギャップが大きいければ輸出も増える。調べてみると01年から05年の過去5年で全国の輸出は2.53倍に達しており、関東2.66、中部2.65、九州2.79。3地区は平均値を上回っているのに近畿は1.9倍。近畿の輸出の伸びが低いのは、回収量が他地区より伸び悩んでいるのが原因だ。
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]