
▼古布は古紙や鉄屑と同様にリサイクルの歴史は古いが、回収率はいまだ2割程度にとどまり、大変に低い。これは繊維産業が古布を原料として使用できない(繊維to繊維にならない)ため、リサイクルシステムの構築が難しいことによる。
▼本紙の調査によると年間の排出量は100万トン。このうち75万トンが焼却され、回収量は25万トン。回収された25万トンの2割は再度焼却に回り、実際の使用量は20万トンにすぎない。このうち昨年の輸出は14万トン。年々輸出が増えており、国内使用はわずか6万トンに細っている。輸出先はマレーシア、韓国、香港、フィリッピンなど。中国はアパレル産業の保護の目的もあって中古衣料の輸入を禁じている。
▼つまり古布は古紙に比べると、回収量は100分の1で国内使用量にいたっては300分の1である。排出する家庭からみると、古紙と同様に身近な存在だが、回収量や使用量になると、雲泥の差が付いてしまう。鉄屑や古紙が輸出主導で価格が回復しているが、古布は取り残され、問屋の仕入れ価格もいまだ一桁台で低迷している。全国的な古布の相場表を掲載して欲しいという読者からの要望もいただくのだけど、多様な繊維製品が流通しているので古布の規格自体もあいまい。
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2016年02月01日【アプライズ】龍福社と業務提携、日本から買付強化
PET原料で高付加価値の製品を生産【龍福社】
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]