
▼一昨年前の大統領選挙戦中、トランプ氏が公言したのが「中国製品に45%の関税をかける」というものだった。3千億ドル超もの対中貿易赤字を抱える米国は、この是正に狙いを定めたわけだが、大統領就任から1年を経て、逆に赤字額は一割ほど膨らんだ。むしろ米国が保護主義の色彩を強めたことで、中国など他国からの反発が強まった。
▼「仮に貿易戦争が起きれば、中国が再生資源の輸入を禁止する可能性がある」。ちょうど一年前の2月、米国西海岸を訪れた際、米2位の輸出商社であるラリソン・インターナショナルの代表が語っていた。それが現実化したわけで、中国側の報復カードとも取れなくもない。米国の輸出額で大きいのは航空機や電気機器であるが、輸出の2~3割のコンテナを使うのが古紙など再生資源なのである。
▼世界の古紙輸入量の五割を占める中国が輸入を止めれば、瞬く間に先進諸国は古紙で溢れ返る。米国のISRI(米国再生資源協会)や欧州のBIR(国際再生資源連盟)は、中国のこうした強硬な禁止措置に異を唱え、再三に渡り文書で質問書を送付しているが、中国側からの明確な回答はない。中国側に毅然と対応しつつ、リサイクル率をいかに維持させるか、難しい課題に直面している。
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]