
▼4面の価格表のように静岡の荷渡し条件が着値で関東相場より段ボール、新聞、雑誌ともに2円高い。店頭というのは問屋の置き場渡し、着値は工場持ち込み価格だから運賃が別途にかかる。運賃分が高いのは当然なのに、なぜ静岡だけ価格表にわざわざ着値表示されているのかと不思議に思う読者もあるだろう。
▼理由は静岡が製紙のメッカで、地元の問屋が地元の製紙会社に販売する場合も着値取引が習慣になっているからだ。地元なのに2円も運賃を払うとは。このため、着値を店頭に切り替えたい(安く買いたい)との潜在的意識がメーカー側にあり、この問題はしばしば蒸し返されてきた。
▼静岡、とくに富士地区は製紙のメッカ。中小の板紙や家庭紙メーカーが数多く軒を並べる。これらの製紙会社に古紙を供給してきたのが産地問屋だが、地元では古紙が集まらない。古紙が集まる関東などの他地区から手配し、供給責任を果たしてきた。こうした歴史的背景があり、着値が習慣化してきたといえる。
▼富士市にはヤードを持つ古紙問屋が20ヵ所以上もある。人口24万人の富士市にこれだけヤード数が多いのは、産地問屋としての機能があったから。しかし中小製紙の数が減り、いまこの機能が問われている。
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]