
▼1970年代の二次にわたるオイルショックで、日本の製紙産業は省エネや石炭燃料などへの転換が進んだが、今回、三次オイルショックともいえる原油の高騰で、化石燃料からバイオマス燃料(RPF、木屑、廃タイヤなどの廃棄物)への転換が急速に進みつつある。このバイオマス燃料の供給者が古紙業者というより廃棄物業者であることから、廃棄物業者と製紙産業との結びつきが今後ますます強くなるだろう。
▼バイオマス燃料を供給する廃棄物業者の中には、古紙のベーラーを持つ業者も少なくなく、次第に古紙の扱い量を増やしてきている。ということは、従来の直納制度(古紙問屋がメーカーの直納業者であった)が崩れ、廃棄物業者の直納化が時代の趨勢になるかもしれない。一方、直納業者も輸出の増大で、国内メーカー離れの現象がみられる。需給両者、選択肢が拡がったことで、流動化せざるをえない局面を迎えたわけだ。
▼安くて品質のいい古紙を国内メーカーがふんだんに使えた時代は遠のきつつある。かっては廃棄物として捨てられてきたような古紙(難処理古紙や機密書類など)を、使いこなす時代になった。当初は出版社や事業所のニーズに応えるためだったが、結果的にはコストダウンに結びついた。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]