
▼年産数10万トン規模の最新鋭の大型抄紙機が相次いで増設されている中国の製紙産業だが、対照的に古紙の回収現場は機動力が乏しく、機械化が遅れていた。遅れていた機械化だが、北京市内の古紙ヤード(回収基地)にはベーラー(大型梱包機)が20台ぐらい設置されるようになったとか。上海でも急速にベーラーが普及しつつあるようだ。
▼古紙がまとまって発生すれところへはトラックで引き取りに行くが、家庭の古紙の回収は、自転車、三輪車、リヤカーといった機動力が中心。古紙ヤードの設備といえば、小さな台貫(計量器)ぐらい。ベーラーも選別ラインもフォークもクランプリフトも、なんにもない。トラックへの積み込みはすべて手作業だし、驚くほどの人海戦術が中国の特徴でもあった。
▼こうした中国の回収現場を見ていて、国内で必要な古紙が集まるようになるには相当な時間がかかると思ったものだ。日本のヤードではベーラーや紐取り選別ラインなどが稼働し、フォークリフトやクランプリフトなどの機械類が慌ただしく動き回っている。トラックやトレーラーやコンテナへの積み込み作業もすべて機械化された。しかし、ベーラーが普及するようになれば、中国でも一気に機械化が進むかもしれない。
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]