
▼偽装問題が発覚したあと、再生紙に占める乖離品の比率は全体の30%だった。その後の再調査で乖離品の比率は70%まで跳ね上がった。それまで洋紙メーカーにおける再生紙の生産量が不明だったが、同問題を契機に年間生産量が340万トンと分かった。ここでいう再生紙とは新聞用紙や家庭紙を除いた印刷・情報用紙と包装紙を指す。両品種(06年の生産量は1,254万トン)に占める再生紙の比率が27%に達することも分かった。
▼こうした再生紙に表示通りの古紙を配合すると古紙消費量が自ずと増える。当初は古紙配合率の高い再生紙の生産中止を決めたメーカーもあり、この問題が古紙消費にとってフォローとなるのかアゲイストになるのか、不明だった。同問題が落ち着いてみると、フォローになっている。新聞古紙の紙向け消費が今年、大きく伸びているからである。
▼1970年代後半まで新聞古紙消費の主役は板紙メーカーだった。ところがウッドショックを境に主役が変わり、洋紙メーカーに。中国の新聞古紙消費の主役は白板紙などの板紙メーカーで、洋紙向けのDIP(脱墨古紙パルプ)用途はまだ従。板紙に使用された新聞は新聞古紙として回収されない。これも新聞古紙不足に拍車を掛けている?
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]