
▼事実上倒産したスマーフイット・ストーン・コンテナ社のその後の状況を現地で訊ねてみると、段ボール加工工場や古紙ヤードは操業しているものの、大半の製紙工場はストップしているとか。同社は北米最大の板紙企業で、北米に16ヵ工場あり、ライナーボードや中芯原紙などを年間800万トンを生産するとともに、25ヵ所のリサイクルセンターを運営していた。2007年には約700万トンの古紙を扱い、うち280万トンを自社工場に供給、残る420万トンを国内他社やアジアなどに輸出。
▼700万トンを25ヵ所で割ると1ヵ所当たり28万トン、月にして2万3,000トンにもなる。1ヤード当たりの回収量としては多すぎるので、大半は仲間買いか。1ヵ所当たりの回収量が月5,000~6,000トンとすれば年間で6~7万トン、25ヵ所で150~175万トンにとどまる。
▼米国でも古紙問屋の、売価から仕入れ価格を差し引いた粗利はトン55ドル程度必要で、下回ると固定費をカバーできないという。日本でも条件は同じ。引き取りと持ち込みの比率にも左右されるが、粗利はキロにして5~6円が必要。単価が下がり、回収量が減少しているので売上げが大幅ダウン。問屋経営にとって粗利の確保が生命線だ。
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2016年02月01日【アプライズ】龍福社と業務提携、日本から買付強化
PET原料で高付加価値の製品を生産【龍福社】
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]