
▼次週にも参院選が行われるが、その投票用紙に使われているのが「ユポ」と呼ばれる合成紙。木質系の繊維から出来ているのではなく、ポリ系の樹脂から作られたものである。筆記性や手触りは一般の紙と区別がつかないほどで、紙と違って耐水性や破けにくいといった長所がある。また折り目が自然に開くことから、選挙では開票作業の手間が省けるため、使用されてきたそうだ。ポスターや飲食店のメニューなどにも使われ、年間2万8,000トンほどが生産されている。
▼当然ながら古紙への混入はご法度。見かけは分かりづらいが、合成紙として禁忌品にも指定されている。発生元の家庭や事業所などでの選別とともに問屋での除去が必要になる。ユーザーの判断にもなるが、「ユポ」にプラマークを表示したり、プラとしてのリサイクルもされているようだ。
▼この合成紙をよく目にしたのがベトナムだった。1万ドン以上のお札は紙幣ならぬ「プラ幣」。透かしが入り印刷も精巧であった。手渡された名刺にも合成紙が使われていた。産油国でもあり、こうした石油製品が安価なためだろうか。新興国では必ずしも文化の成熟度と紙の需要は比例していないが、一党独裁の共産国であるベトナムでは、投票用紙の需要はとぼしい?
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2012年04月02日【米国の古紙】
昨年2,100万トンを輸出し、最多記録を更新
中国向けは68%、日本品との価格差拡がる
2009年10月05日【フジゲン】本格的な蛍光管リサイクル専用工場をオープン
ガラスtoガラス(パナソニック)でマテリアルリサイクル
2007年05月07日【ヤード業者】
企業数(大半は古紙専業者)は全国で1,100社足らず
ヤード数は1,600ヵ所を超える(関東地区に三割が集中)
今年もすでに9ヵ所で新ヤードが開設
2005年10月31日【北海紙管】
逝江省平湖市の紙管工場(05年3月営業運転)で開所式
工場敷地内に古紙・廃プラのヤードを建設
平湖市の営業許可を取得、12月にもオープン
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]