
先週の新年号で創業から300年以上続いた老舗問屋、川善の盛衰を取り上げた。誰もが1目置く存在だった問屋がなぜ廃業したのか、素朴な疑問が出発点だった。取材の過程で多くの方に資料や情報を提供下さったことをこの場を借りて御礼申し上げたい。
古紙リサイクルの流れを振り返ると、①和紙くずを抄き返し利用した時代、②洋紙由来の上物古紙を坪上げで集めた時代、③包装革命後の裾物古紙が主流となった時代、④グローバルに古紙が流通する時代と4つに分けられる。川善は②→③の変化で躓いた。さらに、幹部の放漫経営が追い打ちをかけた。④の到来を見ずして潰えたわけだ。
ただ業界の礎を築いたことに違いはない。業界団体の設立を主導し、川善で修行して独立した問屋も数多い。背中を追って、創業100年を超える古紙問屋は全国で20社を数える。中小企業の事業継承問題が叫ばれる時代にあって、後継者にも比較的恵まれている。まだまだ古紙問屋は息の長い事業なのである。
昨年からの古紙バブルも長い時間軸からみると一瞬のこと。数10年に一度あるかないかの出来事だろう。市況変動に一喜一憂することなく、長期的な事業運営が今こそ求められている。いつか川善の社歴を塗り替える問屋が現れることを望みたい。
2010年05月24日【山口資源】この4年で5ヵ所のヤードをオープン
全量持ち込みで低コストの回収を実現
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2005年08月08日【和歌山県】
2,000坪を超えるヤードが2ヵ所(はまだ、太陽産商)誕生
ヤード密度(6万3千人に1ヵ所)が高い和歌山県下で
はまだ、ベーラーを2台保有
2017年02月13日【古紙業界におけるM&A】
今後、生き残りかけた再編・集約が加速か!?
JPによる福田三商の子会社化で
2013年01月07日【中国の家庭紙】金紅叶紙業(APPグループ)、首位を狙う
2018年12月10日
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ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
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去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
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11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]