
▼「米国の古紙業者の景気が悪い」という話をよく聞くようになった。PPI誌によると、米国で最近、資源回収業者や廃棄物業者用にファンドが設立されたと報じられた。設備投資用資金の融資という名目だが、明らかに「業者の救済用」に活用されているのが実情だ。既に三件の融資があり、二件が古紙業者、一件がMRF(家庭ごみの選別・資源化施設)業者。三件の融資額は計十億円ほどだという。
▼米国は日本のような古紙専門業者が少なく、廃棄物系業者とメーカー系業者に二分される。廃棄物系は、ウェイストマネジメントやリパブリックサービス、アラン、SPリサイクリング等で、廃棄物系業者はMRFを有するところが多い。MRF施設では、混載収集による家庭ごみを選別し、三~四割のごみと六~七割の資源物に選別され、その資源物の大半が中国向けに出荷される。
▼五年前の米国の古紙輸出価格は、段ボール=二七五ドル、新聞=二三〇ドル、雑誌=二一五ドルだったが、直近の価格は、段ボール=一八五ドル、新聞=一四五ドル、雑誌=一三五ドル。五年前に比べて八十~九十ドルほど下落した。更にドル高で米国業者の手取りは減少傾向にある。また鉄・廃プラの価格下落も業者の頭を悩ませている。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]