▼前号で福岡市内の古紙ヤード(べーラーなどの加工設備を持った回収基地)マップを掲載したが、これを14大都市並びに47都道府県にまで拡げ、全国の古紙ヤードマップを作成したいと考えている。つまり将来、日本列島全体の古紙ヤードマップを作成するのが本紙の狙いだ。
▼ちなみに人口140万都市の福岡市で、17ヵ所の古紙ヤードは少し過剰か。マップができると、過剰、過小の状況が一目で分かるが、過小の地域の業者にとっては迷惑だという反応もありそう。というのも、新規進出の対象になったりするからだ。ただ資本主義とは自由競争の社会。過当競争は避けたいが、切磋琢磨することがこの業界の向上につながると信じたい。
▼日本の場合、専業系(古紙問屋)の古紙ヤードが圧倒的に多い。今年は5年連続で古紙ヤードラッシュとなっているが、専業系のヤードがほとんど。米国だと専業系、廃棄物系、メーカー系が三分し、この辺の事情は国によって大きく違う。日本でも近年、メーカー系、商社系、廃棄物系の古紙ヤードが増えつつあるが、全体からみればまだ少数派だ。もっとも専業系といえ、上場企業がなく、扱い数量で年間百万トンの企業がない。突出した企業がないのも専業系の特徴だ。
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