
▼「古紙が余るということは夢にも思ったことがない。」これはある自治体の古紙に携わる担当者が言ったセリフだそうだ。確かに現在の中国は国内回収が伸びているとはいえ半分以上を輸入に頼っている状況なので、古紙が余るということは夢にも思わないだろう。しかし現在の日本は供給過剰で、毎年500万トンの古紙が余剰するが、これを中国をはじめとするアジア諸国に輸出することで、需給バランスを保っている。
▼昔の日本は古紙が余剰気味になると価格が下がり、チリ紙交換が離散して回収量が減ることで需給のバランスが取れていた。ところが集団回収や行政回収が拡がり、ごみ減量と古紙回収量の増加を優先したことで需給バランスは崩れた。
▼結果的には2000年代から中国の製紙産業が急速に発展したことにより、米国に次ぐ古紙供給国としての役割が大きくなる。中国製紙産業の発展があと5年遅かったら、日本の古紙業者は耐えられたかどうか。現在の全国の製紙メーカーの通常在庫は70万トンで上限は100万トン、古紙問屋の通常在庫は30万トンで上限は60万トン。備蓄能力はメーカーと問屋を合わせて60万トン。リーマンショック後はメーカー・問屋共に上限の在庫量に達した。歴史は繰り返すのか。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月31日【大阪市】初の全域入札を実施、平均単価13円モデル収集は予定量の4分の1と低調
2010年03月01日【19大都市の古紙回収】集団回収が73%を占め、分別収集はわずか27%
堺市が最も多く、集団回収だけで67キロ(1人あたり年間回収量)
2008年03月24日【サイダーン】
機密書類の出張細断車をKYB(油圧機器メーカー)が開発
内蔵ドラムと開閉式テールゲートで自働排出
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]