
▼過日、黒田紙業(滋賀県大津市)が主催するエコフェスに出掛けた。会場は一昨年8月にオープンした㈱ボレロのヤード内で、2日間で600人が来場した。ボレロは黒田紙業と産廃業者の水口テクノスとの合弁会社で、古着の回収・リサイクルを手掛ける。同社は古着類の大半を受け入れることができるのが強み。というのは、水口テクノスがRPF生産設備を持っており、リユースやリサイクルできない古着をRPF原料として使用することができるため。最近は古着をはじめ、建材・廃材・剪定材等の木質類、古畳等をRPF原料に使用するところが増えている。
▼以前、国内最大級の音楽イベントであるフジロックフェスティバルのごみ管理責任者にインタビューをした。世界一クリーンな音楽イベントを目指すという触れ込みで、ごみは10種類以上に分別されているが、現実的にリサイクルできない物も多い。特に食品残渣が付いた容器類は衛生面の問題もあり、焼却されているのが現状。これをRPF原料に使用できないかと各方面に問い合わせてみたが、答えはノー。RPF原料に塩分が含まれているものは使用できないからだ。最近はRPF工場に高度な洗浄破砕機を設置しているケースもあり、以前より可能性は高まっているはず。
まだデータがありません。
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]