
中国政府が輸入古紙の約半分を占める米国の古紙に25%の関税を課す。中国の環境規制の強化に米中の貿易戦争が絡み合い、古紙市場はますます混迷を極める。これからの市況の見通しは、両国の政府次第ともいえようか。その上、中国からの貿易が減速し、内需にも陰りが出ているようで、パッケージ需要そのものが落ち込み始めている。
▼米国のOCC(段ボール古紙)が割高になるとはいえ、品質的にも繊維強度があるのでニーズは強い。中国の段ボール加工業者やユーザーの間では、破裂強度信仰が根強いといわれる。日本や欧米は圧縮強度、つまり変形しない箱を好む傾向にあるが、中国では破れないライナーが好まれる。中国の道路事情がこれまで悪かったこともこうした信仰につながってきたようだ。
▼大手の板紙メーカーが、米国OCCを高配合し、ニーズを汲んできたことも大きい。だが、既に中国の道路事情は改善し、米国の古紙の手当ても困難を極める中で、古紙の配合にも変化が現れてくるのか。それとも東南アジアに生産拠点を移し、代替生産の動きも活発化する中で、やはり米国OCCを高配合したライナーをつくっていくのか。通商の覇権争いは、ライナーと古紙の市場構造の変化も巻き起こしそうだ。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
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マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]