
▼5月末に開かれたアジア古紙国際会議では、20カ国超から160名が参加した。本紙は広告掲載などで協力してきたが、日本の古紙市場についてスピーチして欲しいとの依頼も受けた。日本の古紙をPRできればと安請け合いしたものの、途上の英語によるスピーチ。原稿作成に悪戦苦闘し、発音やイントネーションの調整にも幾度とない練習が必要だった。
▼何より難しかったのが業界特有の言い回し。例えば、古紙問屋を英語に直そうと辞書を引けば、Wholesaler(フォールセラー)やMerchant(マーチャント)にあたる。しかし、これはヤードをもたないブローカー的な立場の商売に近く、むしろPacker(パッカー)が適切だという。スピーチ直前までこうした修正に迫られ、これも前日に食事した海外駐在の日本人の方からのアドバイスだった。
▼スピーチ後、出席者の7、8名が歩み寄ってきて「面白い内容だった」、「タイから購読したい」などと言われ、正直驚いた。内容が伝わっていた証拠だろう。ひとつ残念なのは日本から出席した問屋が、スピーカーとして出た兼子の一社だけ。世界中の同業者やバイヤーと情報交換し、国際マーケットの動静を直に感じられる絶好の機会だったが。
まだデータがありません。
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]