
▼先月中国を訪れた際に興味深かったのが、日本テトラパックの常務の鈴木靖浩氏の話。上海、北京などの4工場で年間40万トンの紙パックを加工生産しているが、同時に使用済み紙パックの回収事業も進めているという。年間13万トンもの量が集まり、2015年までに20万トンの回収量を集めたいと意欲的だった。
▼どうやって集めるのかと聞くと、中国では一般消費者に分別排出を求めるのは困難であるので、拾い屋さんによる人海戦術。混載回収されたごみ・資源物はまず一次段階で、古紙やプラなどの有価物が抜かれる(紙パックは価値がまだ認められていない)。その捨てられたものから、二次段階で紙パックを抜く。拾い屋さんから集めるネットワークが奏功し、相当量が集まってきたそうだ。
▼紙パックは消費先も限られ、家庭紙向けではない。パルプものが主流という理由もあるが、中国の紙パックは未晒の層があるので、白色を出せないというのが主因。アルミ分を混ぜたまま建材として利用することもあれば、パルプ化して未晒パルプとして販売することもある。集まった紙パックの価格はベール品でトン1,200元(工場着値)と、1,500元〜の新聞古紙などに比べて安価なことにも驚かされた。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年06月08日【4月の古紙輸出】
全品種で記録更新し、過去最高の56万トン
累計でも前年比5割増の180万トンに達する
5月は余剰玉の減少から40~45万トンか
2006年10月16日【今年の新設ヤード】
関東が最多の7ヵ所(うち横浜が2ヵ所)
中部、近畿、九州で各4ヵ所
7年連続のヤード開設ラッシュ
2016年06月27日【スウェーデン ごみ事情】
廃棄物発生量はEUで八位、家庭系は十二位
生ごみリサイクルが進むが古紙回収は進まず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]