
製紙メーカーは装置産業でありシェア産業。紙は付加価値を付けにくいという特性もあり、カルテルが起こりやすい土壌にある。先週号でインタビューを掲載した北村氏によると、過去5、6回ほどカルテル問題が発覚しているという。今回、段ボール業界の全国規模のカルテル疑惑が浮上した。もしカルテルが認められれば、大手メーカーは多額の追徴金が課せられる見込み。
▼台湾では2年前に段原紙のカルテルが発覚した。台湾の3大メーカーである正隆、永豊余、栄成紙業の3社は、段原紙生産で国内シェア90%を占めている。3社は段原紙の生産から製函工場や紙器工場を持つ一貫メーカーで、正隆と永豊余は印刷用紙や家庭紙も生産している。ちなみに他国の段原紙占有率(上位3社)は、米国が68%、日本が58%、中国は25%前後であり、台湾は突出している。結局、台湾公正取引委員会は段原紙の価格操作の疑いで、3社に総額約2,700万円の罰金を命じた。
▼台湾3大メーカーの最近の展開は三社三様。中国でパルプ生産や家庭紙に力を入れる永豊余、中国で段原紙を100万トン以上生産し10ヵ所以上の古紙ヤードを運営する栄成紙業、国内回帰で競争力を高め一貫メーカーの地位を不動にする正隆となっている。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
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2010年03月15日【2015年中国予測】生産量は1億4,000万トン、古紙消費量は1億トン
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2015年09月21日【新ヤード】
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2018年01月15日【中国】
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2009年11月16日【はまだ】阪南リサイクルセンター(尾崎製紙の構内)がオープンへ
機密書類をローコスト回収、パルパーで溶解
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
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ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]