
▼世界の紙・板紙生産量に占める中国の比率が二〇〇一年に一一%だったのが、二六%まで伸びた。いまや四分の一の紙・板紙が中国産だ。逆に日本のシェアは一〇%から六%まで低下している。二〇〇九年から中国が世界一の紙・板紙生産国となったが、多分にもれず、洋紙が低迷、板紙・家庭紙が好調と全体的にみれば成長ペースは鈍化する傾向にある。
▼こうした中で、政府主導によって大手メーカーの競争環境が整備されている。つまり古い設備の中小メーカーを強制的に潰して、大手に生産能力を集約化。その結果、大手三十社の生産集中度が五七%まで上昇し、競争力に一層磨きがかかっている。過剰設備を容認する日本のほうが、よほど社会主義国のようでもあるが、日本の製紙産業における相対的な競争力の低下が危惧される。
▼当然、競争力のあるメーカーが原料を高く買い、製品を安く売ることが出来る。生産コストに占める原料の比率は中国が四~五割、日本が三割ほど。競争力をつけた中国勢の買い姿勢はますます強まるばかり。供給量の二割に過ぎない輸出の高値に全体の国内市況が引っ張られている。日本のメーカーは一時の製品値上げでは凌げない、改革に迫られたときなのかも知れない。
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]