
90年代後半に古紙価格が下落し、雑誌は史上初めて0円を割る逆有償に陥った。日本の古紙回収システムの崩壊が危惧され、ちり紙交換の廃業が相次いだ。これにより以前は民間によるリサイクルが主流だった古紙回収が、本格的に行政が関与することになる。古紙の行政回収は東日本を中心に普及し、集団回収と並んで代表的な回収方法として確立した。
▼当時は回収業者が存続できなくなるのではという危機感や集団回収の量が激減するのではないかと危惧されたが、行政回収が始まったことで市民のリサイクル意識が向上し、集団回収量も増加するという相乗効果を得た。飛躍的に回収量は増加し、回収率も世界トップ5に入るほどになった。
▼2001年から中国の台頭により、日本の古紙輸出が本格化。回収量が増えたことによる需給ギャップ分は輸出に回されることになった。この古紙輸出大国としての確立と、変動はあるが古紙価格の長期安定化により、行政回収が見直される時期に来ている。掛川市では無人回収の充実により行政回収を廃止し、集団回収の助成金を減額した。これらの施策で古紙回収経費は4年間で2,400万円ほど削減。今後他都市でも、無人回収が行政回収に取って代わるか。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2010年03月15日【2015年中国予測】生産量は1億4,000万トン、古紙消費量は1億トン
国内回収が7割に増加、輸入は頭打ち傾向
2015年09月21日【新ヤード】
全国で十社十ヤードが判明、昨年より半減
発生減と設備過剰の環境下、新設意欲薄く
2018年01月15日【中国】
段原紙の輸入量、過去最多の150万トン超えか
パルプ輸入量は初めて2,000万トンを超える見込み
2009年11月16日【はまだ】阪南リサイクルセンター(尾崎製紙の構内)がオープンへ
機密書類をローコスト回収、パルパーで溶解
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]