
▼特集記事のとおり、数年内にレンゴーの八潮工場における百万トンの生産体制が現実味を帯びてきた。来年末の淀川工場の閉鎖に伴い、金津工場の中芯マシンをライナーと併抄化し、八潮で中芯の生産を増やす必要が出てきたからだ。日本初の段原紙生産を主とする内陸型の百万トン工場が誕生するのか、注目したい。
▼むろんカギとなるのは古紙の安定調達だろう。百万トン体制になれば、古紙の消費量は今より月間一万五千トン前後増える。八潮は段ボール古紙を中心に使うが、国内全体の段ボール回収量は年間千五十万トン。関東で約四割の月間三十五万トンが発生し、その消費地は(本紙推計)①域内消費が十一万トン、②静岡八万トン、③東北六万トン、④その他地域二万トン、⑤輸出が八万トン。発生が頭打ちの中で、取り込めるのは、②などの他地域に回る分か、⑤輸出玉であろう。
▼中国ではナインドラゴンやリー&マンなどで百万トン超を生産する段原紙工場も珍しくない。ただ日本と違って、専用の港湾バースを備え、輸入段ボール古紙の大量調達を前提としている。日本の場合、ほぼ全て国内品。製品の帰り便の活用や排出元からの効率的な回収といった、きめ細やかな物流が調達拡大の決め手となるだろう。
2008年12月01日【紙・板紙 日本の生産】
紙の10月生産(91.7%)、単月で最大の落ち込み
過去18年間、紙の生産増が全体をけん引
2026年10月12日【中国・古紙パルプ】
26年10月から輸入規定を改定
厳格化で輸入量は急減するか
2007年02月26日【東日本の主要都市(県庁所在地)の古紙回収量】
関東、中部の両地区が100キロ(1世帯当たり)上回る
前回調査に続きトップは長野市の172キロ
分別収集、未実施は6市(千葉市も実施)
集団回収量、前回より11万トン増
2017年09月25日【三洋商事】
全国7工場で通信機器のリサイクルを行う
一昨年前にリサイクルエイド(無人回収所)を開設
2026年10月12日【段原紙需給】
輸出は11.7%増
国内出荷は0.8%増
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]