
▼1970年代、全国の街頭にちり紙交換の車が溢れていた。その時代のチリ交の群像を軽妙な筆致でつづったのが伊藤昭久氏の「チリ交列伝」だ。当時のチリ交基地業者の大手・伊藤興商につとめ、毎日、営業所の所長としてチリ交と接していた体験がこの本に生かされている。チリ交の基本は流しであり、「大量集荷が高収入につながるという単純明快な商売で、理屈抜きに金儲けのために古紙を回収していた。ただそれが結果的に資源のリサイクルという社会の要請に応えていた」と氏は振り返っている。
▼そのチリ交も90年代に入り凋落した。①新聞販売店回収②集団回収③行政回収が相次いで普及し、流しをしても古紙が集まらなくなったことや、価格が長期にわたって低迷したことによる。ところが近年、価格が少し回復し集めれば売れる時代になったことで、チリ交が一部地域で復活しつつある。運転免許さえあればできる商売だからである。
▼もっとも流しをして集まるのは②が壊れ、①や③の回収システムが普及していない地域に限られる。例えば大阪市のように。②③が普及した地域では流しをしても集まらない。そこでそうした地域では集積所に出ているものを抜き取るという行為に及ぶ。これが社会問題化しているわけだがー。
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]