
▼平成15年度の東京都23区の古紙回収量を調べてみて驚いた。分別収集(行政回収)が2年連続で減少し、前年よりさらに2万5,000トンも減ったからである。ピークの平成13年度からみると実に3万7,000トンもの減少である。
▼東京ルール1(週3回のごみの収集を1回減らし、資源ごみの収集に充てる)による分別収集が23区全域に普及したのが平成12年度。初年度の分別収集量は23万8,000トンで、集団回収量17万6,000トンを初年度から上回った。順風満帆かと思われた分別収集だったが、思わぬ敵が現れた。アパッチと呼ばれる回収業者の抜き取り行為だ。
▼もっとも抜き取り行為は初年度からあった。本紙の推定では分別収集と集団回収で60万トンの古紙が23区で回収されている。18万トンの集団回収に対し、分別収集では42万トンは集まっているはず。しかし、集計はわずか22万トン。20万トンは抜き取られており、内訳は新聞15万トン、雑誌5万トン。抜き取り行為の対象が雑誌にも広がってきた。
▼杉並区や大田区などが抜き取り防止対策に条例を改正したり、世田谷区では20万円以下の罰金を科すようになった。大田区は条例改正後も減り続けている。条例改正も特効薬ではない。
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]