
▼以前、住商紙パルプの北港や大和紙料の南港の輸入ヤードを見学させてもらったことがある。米国から輸入した古紙を在庫し、国内メーカーに販売していたからである。輸入品の中心はDLKやOCC(いずれも段ボール)だった。古紙の輸入が激減し、両方のヤードとも現在は輸出基地に性格を変えているという。
▼今回、青島市の貿易会社、東方国際貿易が輸入古紙を保管している倉庫を見学させてもらった。昨年の扱い量が7万トン、今年は15万トンが目標とか。米国が中心ながら日本の古紙も3割くらい扱い、今年はもっと日本の古紙を輸入したいと語っていた。青島周辺だけで、貿易会社が抱えている輸入古紙の常備在庫は約10万トンという。前号で報道したように大手製紙は直接買い付けしており、これら貿易会社から購入しているのは、中堅から中小の製紙企業とみられている。彼らは金融と同時に物流機能を果たしているわけだ。
▼日本の輸入古紙はピーク時で85万トン。消費量全体の1割にも満たなかったが、中国の輸入古紙は消費量の四割強を占める。既報のように今年の輸入量は1,000万トンを突破する勢い。消費量に占める輸入古紙のウェートが大きいだけに、古紙を扱う貿易会社はまだまだ増えるのでないか。
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]