
▼以前、住商紙パルプの北港や大和紙料の南港の輸入ヤードを見学させてもらったことがある。米国から輸入した古紙を在庫し、国内メーカーに販売していたからである。輸入品の中心はDLKやOCC(いずれも段ボール)だった。古紙の輸入が激減し、両方のヤードとも現在は輸出基地に性格を変えているという。
▼今回、青島市の貿易会社、東方国際貿易が輸入古紙を保管している倉庫を見学させてもらった。昨年の扱い量が7万トン、今年は15万トンが目標とか。米国が中心ながら日本の古紙も3割くらい扱い、今年はもっと日本の古紙を輸入したいと語っていた。青島周辺だけで、貿易会社が抱えている輸入古紙の常備在庫は約10万トンという。前号で報道したように大手製紙は直接買い付けしており、これら貿易会社から購入しているのは、中堅から中小の製紙企業とみられている。彼らは金融と同時に物流機能を果たしているわけだ。
▼日本の輸入古紙はピーク時で85万トン。消費量全体の1割にも満たなかったが、中国の輸入古紙は消費量の四割強を占める。既報のように今年の輸入量は1,000万トンを突破する勢い。消費量に占める輸入古紙のウェートが大きいだけに、古紙を扱う貿易会社はまだまだ増えるのでないか。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]