
▼中国への古紙貿易はタイや台湾と違って相手の顔が見えにくい(古紙を使用しているメーカーが分からない)とかって指摘したことがあるが、今回訪問した中国の製紙大手、チェンミンやフワタイは日本の古紙をほとんど使用していなかった。両社とも輸入古紙の大半は米国品である。チェンミンは国内古紙もかなり使っているようだったが、新聞用紙向けのDIP(脱墨古紙パルプ)用途が中心のフワタイは国内古紙も使っていなかった。
▼考えてみると、ナインドラゴンにしても輸入古紙は米国中心。年産100万トンを超えるような中国の製紙大手(フワタイはまだ80万トンだが)は日本の古紙を使用していないことになる。日本の古紙を使わない理由として①脱墨しにくい②歩留まりが悪い③繊維強度がない④価格が高い-などなど。チェンミンは欧州品より品質が劣ると手厳しかった。7、8年前の中国の日本の古紙への評価を聞いているようだった。
▼これら大手以外では中国の製紙は昨年、100万トンもの日本の古紙を使かった。新聞、雑誌の需給が依然として緩んでいるので、今年は中国に年間140万トン輸出される見通し。将来、これら大手が日本の古紙を使用するようになると、さらに輸出が伸びる?
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]