
▼古紙の輸出価格が国内価格を上回る、輸出上位が定着して3年近くが経過しようとしているが、為替の急速な円高で向かい風が吹いてきた。さらに円高が進行すると、段ボール価格の問屋手取りが国内価格(関東地区は店頭で9円50銭)を一時的に下回るかもしれない。国内価格と比べると、新聞と雑誌の輸出手取りが2円前後上回る(主要港から輸出した場合)のに対し、段ボールは格差がなくなってきたわけだ。もっともCIFベースの段ボール輸出価格は120ドル台で推移、米国品と比べると安いものの、底堅い動きにはある。
▼内外格差がなくなってきた原因として①為替の円高による手取りの減少②国内の段原紙の生産が低調で、段ボール古紙の消費が低迷③今春まで好調だったタイ向け輸出が大きく後退し、まだ回復の兆しがない④アジア向け米国OCC市況は強いが、日本品は格差を縮めることができない。
▼今年1-9月の段ボール輸出は78万6,000トン。中国向けは36万4,000トンで全体の46%を占めた。昨年は年間で24万トンだったので、今年の中国向け段ボール輸出は倍増しそうな勢いである。このように中国向け輸出が増大しているので④の課題がクリアできればCIF150ドルの輸出価格も期待できる?
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]