
▼米国発の金融危機は世界を巻き込み、グローバル化した世界の実体経済に影響を与えつつあるが、再生資源物の輸出価格も例外でなかった。中国経済の驚異的な成長でこれらの輸出価格はすべて高騰していたからである。ピーク時トン7万円に近かった鉄スクラップ価格は2万円台を割り込み、アルミ、廃プラ、ペットボトル、古紙も例外でない。
▼経済の原動力であった輸出は世界の工場として中国に驚異的な成長をもたらしたが、これが止まったことで混乱の輪が拡大。古紙もそのひとつだが、日本の古紙の輸出価格は10月の1ヵ月だけで記録的な暴落に見舞われている。昨年来、200ドル(CIF)、20円(問屋手取り)に乗せていた主要三品が段ボールを筆頭に一気に崩れ、なんと段ボールは一桁台、新聞と雑誌が10円台まで値下がりしてしまった。
▼中国の国内価格も輸入に連動し、毎日百元単位で下がっていると伝える。二度にわたるオイルショック時、日本の古紙はといち、ごいち相場と呼ばれた。10日に1円、5日に1円上がったから。その逆の現象が輸出相場で起こっているとみればいい。段ボールが一桁台に転落したため、国内建値がなんとも高嶺の花に見えるから不思議。古紙の需給関係が逆転した!
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2010年03月15日【2015年中国予測】生産量は1億4,000万トン、古紙消費量は1億トン
国内回収が7割に増加、輸入は頭打ち傾向
2016年08月29日【王子エコマテリアル㈱ 田口満社長インタビュー】
問屋など約400社から古紙調達
米国や大阪等に駐在し、現場主義培う
2018年05月14日【永野商店】
今年3月に北部工業団地事業所を開設
非鉄事業を開始、総合リサイクル企業へ
2009年11月16日【はまだ】阪南リサイクルセンター(尾崎製紙の構内)がオープンへ
機密書類をローコスト回収、パルパーで溶解
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]