
近江商人の有名な「三方よし」という教えがある。「売り手よし・買い手よし・世間よし」の三者が満足できることが良い商売の基本であるという考え方だ。取引先と共存共栄で、さらに世の中が良くなっていれば、リピーターや新規顧客も増えて商売は繁昌する。現代のビジネスにも通じ、指針とする経営者も多い。
ところで、古紙の集団回収の地域団体への助成額はこのところ減っているのではないかとみる。2012年の本紙調査では推定で総額約110億円が自治体から民間団体に拠出された。最近の落ち込みの理由は、古紙の発生減だけではない。無人回収やポイント回収などの回収ルートが多様化してきたからだ。ポイントで個人には還元されても、地域コミュニティの貴重な財源が減っているとすれば看過できない事実だろう。
群馬・前橋にある産廃業者のナカダイを訪問し、目から鱗が落ちた。前橋工場沿いの道路は、地域住民の通勤道となっている。この工場の前に置かれた資源物の持ち込みBOXが、自治会ごとに用意されているのだ。朝夕に住民が資源物を持ち込み、所属の自治会のBOXへ投入。手間賃を引いた売却益が各自治会に還元されている。多いところでは年間30万円に上るそうだ。利便性を提供しつつ、地域にも貢献する。永続する商売の真髄ではないか。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年04月20日古紙問屋大手3社(大本紙料、宮崎、北海紙管)が業務提携を結ぶ
狙いは経営基盤の強化ときめ細かいサービス
回収エリアは北海道から九州まで網羅
2006年09月18日【SCAパッケージング】
外装ライナーの坪量(1㎡当たりの重量)は105~180グラム
日本に比べて欧州での薄物化、急速に普及へ
2016年09月05日【月別の需給ギャップ】
回収は四月、消費は十月がピーク
需給が緩む上半期は輸出量が増加
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]