
▼新年度に入り、段原紙市況の仕切り直しが注目されていた。王子とレンゴーの膠着状態が続く中、口火を切ったのがNTI(日本東海インダストリアルペーパーサプライ)だった。値上げ幅は二〇%以上で、時期は五月末から。値上げ要因の一つである古紙の輸出市況は既に軟化しているが、タイムラグの発生は致し方ない。これまでの上昇分の転嫁が主眼になるだろう。
▼NTIは、日本製紙と特種東海製紙が段原紙共販のために昨夏設立した合弁会社。段原紙シェアは二〇%を占める。製品まで手掛ける一貫メーカーの王子Gは二五%、続くレンゴーGは二三%。三番手による値上げ表明は異例だが、専業メーカーだから踏み切れたという事情もある。段ボールは最終製品のシート・ボックス価格までの値上げが最大の課題だからだ。二〇一二年に発覚した製品カルテルも呪縛になっていた。
▼古紙の建値を据え置いたまま、段原紙価格の値上げに踏み切ったこともこれまでの慣例を破った。もはや建値は有名無実化し、最低価格との認識が強い。需給を価格に反映させる方式が定着している。四月の実勢の段ボール古紙の購入価格は前月から横ばい、平均的には二十円前半のようだ。製品安原料高が進んだ市況を立て直す好機となるか。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年04月20日古紙問屋大手3社(大本紙料、宮崎、北海紙管)が業務提携を結ぶ
狙いは経営基盤の強化ときめ細かいサービス
回収エリアは北海道から九州まで網羅
2006年09月18日【SCAパッケージング】
外装ライナーの坪量(1㎡当たりの重量)は105~180グラム
日本に比べて欧州での薄物化、急速に普及へ
2016年09月05日【月別の需給ギャップ】
回収は四月、消費は十月がピーク
需給が緩む上半期は輸出量が増加
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]