
▼スウェーデンへの直行便は日本から出ていない。ヨーロッパのいずれか、もしくは中国経由で行かなければならない。移動時間は、トランジットの時間を含めると約十七時間の大移動だ。
▼スウェーデンの前知識はほとんどなく、通貨がクローナだと言うことも、出発前の両替時に初めて知った。四月中旬のレートでは、一クローナがおよそ十五円、千円で約六十七クローナ。スウェーデンのイメージで思いつくのは、北欧三国、森林資源が豊富な製紙大国、雪国、ノーベル賞の発祥地、サッカー関連等。北欧三国のノルウェー、スウェーデン、フィンランドはいずれも税金や物価が高いが、手厚い福祉政策によって老後の不安が全くないのだという。
▼偶然、スウェーデンに出かける直前にスウェーデン大使館から電話があった。古紙パルパーを製造しているスウェーデン企業の絡みで、古紙パルパーや脱墨設備の市場調査を行っているという。スウェーデンは森林資源が豊富なので、古紙回収率や利用率は他の欧州諸国に比べて低い。そんな国で世界的な古紙パルパーのメーカーがあるというのはやや意外だ。しかし考えてみると、製紙マシンは北欧系のメーカーが多く、そこから派生して古紙利用の技術も革新したのだろう。
まだデータがありません。
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]