
▼前号でロシア極東地域で唯一の製紙メーカーを紹介した。段原紙と段ボール箱を生産する一貫工場だが、その設備は時代遅れの代物だった。
▼段原紙の生産能力は年産十万トンだが、実際の生産量は二万四千トンで稼働率はわずか二四%。稼働時は十日間、二十四時間体制で稼働し、他の二十日間は休転するというのが、このメーカーの一ヵ月のスケジュールだ。月間二千トンの段原紙、千九百㎡の段ボール箱を作る工場で、七百五十人が働いているというのは、あまりにも非効率である。
▼この製紙メーカーは今七月から新社長と新オーナーを迎えた。新社長は元ストラエンソの役員で、工場の再生を託され招聘された。また新オーナーは、水ビジネスで成功を掴んだロシアの有力な投資家。今後のロシア極東戦略を絡めながら、新しい需要を取り組もうと意気込む。ロシア滞在中、様々な意見交換を行った。
▼現実的にこのメーカーで競争力を上げるとなると、製品工場を新設し、原料は輸入に頼るのがコスト的にもリスクを軽減する意味でも良いだろう。つまり段原紙を輸入して段ボール箱を増産し、新需要を取り込む。家庭紙は製品の輸入が多いことから、将来を見据えて日本の家庭紙メーカーが極東に進出するのも面白い。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月31日【大阪市】初の全域入札を実施、平均単価13円モデル収集は予定量の4分の1と低調
2010年03月01日【19大都市の古紙回収】集団回収が73%を占め、分別収集はわずか27%
堺市が最も多く、集団回収だけで67キロ(1人あたり年間回収量)
2008年03月24日【サイダーン】
機密書類の出張細断車をKYB(油圧機器メーカー)が開発
内蔵ドラムと開閉式テールゲートで自働排出
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]