
▼年産数10万トン規模の最新鋭の大型抄紙機が相次いで増設されている中国の製紙産業だが、対照的に古紙の回収現場は機動力が乏しく、機械化が遅れていた。遅れていた機械化だが、北京市内の古紙ヤード(回収基地)にはベーラー(大型梱包機)が20台ぐらい設置されるようになったとか。上海でも急速にベーラーが普及しつつあるようだ。
▼古紙がまとまって発生すれところへはトラックで引き取りに行くが、家庭の古紙の回収は、自転車、三輪車、リヤカーといった機動力が中心。古紙ヤードの設備といえば、小さな台貫(計量器)ぐらい。ベーラーも選別ラインもフォークもクランプリフトも、なんにもない。トラックへの積み込みはすべて手作業だし、驚くほどの人海戦術が中国の特徴でもあった。
▼こうした中国の回収現場を見ていて、国内で必要な古紙が集まるようになるには相当な時間がかかると思ったものだ。日本のヤードではベーラーや紐取り選別ラインなどが稼働し、フォークリフトやクランプリフトなどの機械類が慌ただしく動き回っている。トラックやトレーラーやコンテナへの積み込み作業もすべて機械化された。しかし、ベーラーが普及するようになれば、中国でも一気に機械化が進むかもしれない。
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2018年11月26日
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